これから同棲をする方や将来同棲を検討されているカップルの方達が一番気になる、初期費用についてお話していきます。
初期費用はこれから同棲する方や、将来同棲を考えている方にとっても大事な避けて通れない出費になります。おおよその初期費用の出費は調べて、相手の方と話し合いをする機会は設けたほうが安心です。
お金の面でシビアな話題になると思うけど、人それぞれ削れる
初期費用は違うから相手の方とじっくり話し合った方がいいよ!
削れる初期費用は削って、同棲初日の夕飯は少し豪華にするのも
同棲生活スタートの最初の思い出になるね!
同棲生活を始める為の初期費用とは?
一般的な初期費用の目安は約100万程と言われています。社会人になりたての10代後半の人でも、100万円の貯金がある人はなかなか居ないと思います。
また、賃貸契約の初期費用だけで家賃の4ヶ月~5ヶ月分はかかると言われています。もちろん、賃貸契約の出費の他に、同棲生活を送るために必要な最低限の家具家電などの出費も加算されていきます。
あくまで目安の額ですが、多く貯めておくに越したことはありません。
賃貸契約に必要な初期費用とは?
初期費用の大半を占めるのは賃貸契約での費用です。賃貸契約といっても家賃だけを支払えばいい訳ではありません。
賃貸契約時に仲介する不動産会社にもよりますので、価格や日数は変動します。
- 敷金 家賃1~2か月分
- 礼金 家賃0~2か月分
- 仲介手数料 家賃1ヶ月分+消費税
- 日割り家賃 家賃×初月の入居日数
- 前家賃 家賃1ヶ月分
- 火災保険料 15,000~20,000程
- 鍵交換費用 15,000~20,000程
- 保証委託費用 家賃0.5~1ヶ月分
(保証会社を利用する場合)
この費用を合算すると、住みたい家の家賃の5~6ヶ月分は必要になります。まとまったお金を用意しておくに越したことはないでしょう。
引っ越し代と光熱費の予算
賃貸契約の問題と同じく大きなお金が動き、時期や業者により変動する引っ越し代も必要な人は頭に入れて考えましょう。
通常であれば同棲二人分の引っ越し料金の相場は6万円ほどが相場です。ですが、次期や荷物の量により大きく変動する場合もあります。
繁忙期は2月~4月
閑散期は12月~翌年1月
繁忙期と閑散期では、半額もの金額が安くなる事もあります。そのため、急ぎや期間が定められてない引っ越しでしたら、次期を選んだ方が費用の節約にはなります。
ご利用する予定がある方は事前に念入りに調べておくといいでしょう。
光熱費については、閑散期や繁忙期は関係ないです。通常ですと日割り計算されますので、新居へ入る日数で金額は変わっていきます。
また、地域の料金や時間帯、契約する会社での基本料金でも変わっていきますので、1万~2万程目安に考えておくといいでしょう。
プロパンガスは契約時に保証金で1万~2万程払うのが一般的です。
※これは退去時に返金されるか、料金の精算に当てられます。
また、都市ガスの場合も、保証金が一部の賃貸物件などで発生する場合もあります。
貯金額のうち、2万~3万円は光熱費代としてとっておいた方がいいね!
必要最低限の家具家電の出費
生活に絶対必要な家具家電は新品で揃えると30万~50万が目安となります。
電気屋では頻繁にセールや新商品の発売とモデルチェンジが行われています。そこを利用するのも一つの手です。
・モデルチェンジでは一つ前の旧製品の在庫を売り切る為に大幅に値引きされている事があります。ただ、新商品が発売されるのは各メーカーにより異なります。よって、どれだけ情報収集をするかによって狙えるセールが変わってきます。
・多くの家電量販店では、中間決算と年度決算を設けています。一般的に決算月である3月と9月は、どの家電量販店も競い合う傾向にあり、値引きセールの内容が濃いためお得に一式そろえる事が出来ます。
上記は新品でのご案内でしたが、新品にこだわらないのであれば中古品で選ぶ選択肢もあります。
頻繁にメーカーでの新商品が発売される家電をすべて新品で新しいものを揃えていると、それだけお金がかかってしまいます。中古品でも同棲生活は十分に送れます。
気に入った家電以外は、中古品も視野に入れてみてください。
また、家具についても同じです。
家電やアパレル程頻繁にセールは行われませんが、年末年始やボーナス月の7月や12月、決算月である9月や3月はねらい目です。
うまくセールを利用して、お得にいい商品を買おう!
同棲生活の初期費用は誰負担?分担方法を2パターン紹介
同棲生活を始めるために必要な初期費用は約100万前後と多額の金額です。人間関係で多いのがお金のトラブルです。
今後の同棲生活で後々のトラブルになる場合もありますので、しっかりと双方話し合って決めたほうがいいでしょう。初期費用を支払うパターンはいくつかあります。
その中でおすすめのパターンを紹介します。
収入に応じて内容を分担するパターン
これは、二人の間に収入が大きい場合などに、よく使われるパターンです。収入が多い方が、大きい金額を負担し、収入が少ない方が少ない金額を負担する内容です。
でも、出費が多い側の負担が大きくなってしまうと、不満の元になってしまいます。
お金を多く出す側の負担を増やす事や不公平に差が開いてしまうのは避けたいので、出費の少ない側は金額の出費ではない事で補うと潤滑に事が進みます。
折半・割り勘のパターン
100万円の場合は50万円ずつ同じ金額を出し合って初期費用にあてる事です。いわゆる割り勘です。
一番シンプルでトラブルの少ない方法になります。
どちらか片方の出費の大きさを気にすることなく支払う事ができるので、同棲生活を解消する際の揉め事も後腐れなく終われる可能性も大きくなるでしょう。
これから同棲生活をしていく上で終わりを考えるのは良くありませんが、お金のトラブルが同棲生活の中で大半を占める面倒事です。
どちらのパターンもお互いによく話し合い、納得のいったうえで初期費用の精算をする事をおすすめします。
話し合った時は言葉だけでなく、書面で残すのも効果的で保険になるよ!
同棲生活で初期費用を抑える方法とコツ
初期費用にかかるお金は、必ず支払わなければいけないお金と削れるお金の2種類あります。初めての同棲生活で初期費用がかかりすぎて、その後は節約生活なんてよくある話です。
最初に揃えるべき家具家電以外にも初期費用を抑えれるポイントはいくつかあります。妥協できるところや節約できるところの見分けも大事です。
その方法とコツをいくつかご紹介します。
固定費である家賃が安い部屋を選ぶ
毎月の固定費の大半を占めるのが家賃です。目安として一般的に収入の30%以下がいいと言われています。
賃貸契約の時に支払う【家賃何カ月分】の初期費用は家賃によって変わってきます。
家賃は立地条件や交通の便、築年数から間取りなどの条件によって変わってきます。妥協してもいい点と妥協できない点をお互いに洗い出し整理して選ぶといいでしょう。
複数の業者で見積もりをしてみる
不動産や引っ越し業者は数多く有ります。一つの所に限らず、2.3個見積もりを出して比べてみるのもいいでしょう。あまり待遇や補償が変わらなのであれば、削れる費用になる場合もあります。
引っ越しシーズンの繁忙期は避けて、閑散期を利用するのもいいでしょう。家賃や敷金礼金を下げて募集する事が多く、多少の値引きに応じてくれるケースも多いです。
敷金礼金ゼロの物件を選ぶ
賃貸契約の初期費用に含まれる敷金と礼金ですが、最近はゼロの所も多く削れる費用として候補に入れてもいいと思います。
※敷金とは退去時に修繕や原状回復に使用されるお金で、余った場合は帰ってくる場合もある。
敷金ゼロの代わりに、退去時にクリーニング代や修繕費を別途請求される場合がほとんどな為、契約条件をよく確認したうえで選んだ方がいいです。
引っ越しで運ぶ荷物は最低限に減らす
引っ越し業者を使う場合は、荷物が多ければ多いほど料金が上がります。事前に荷物の積載量の確認と予算の確認をしたうえで、減らしておくほうがいいでしょう。
自分たちで運ぶ場合もまた、往復のガソリン代や包装の段ボール代など細かい金額でも削れる出費なら減らしておいた方がいいでしょう。
まとめ
・引っ越し費用は約100万円程の貯金額があれば安心できる
・急でなければ、繁忙期は避けて計画的に予定を組む方がいい
・初期費用は削る事が出来るので、妥協できる項目とできない項目は話し合おう
・大金が動く時は、話し合いなどを書面など目にわかるもので残すと後々便利
同棲生活を始めるきっかけは人や状況によりさまざまですが、引っ越しは人生の大きな選択肢の一つです。計画や話し合いができない場合でも、同棲生活を始めること自体はできます。
ですが、始めるうえでの大きな壁は、初期費用と生活費という大金が動くお金問題だと思います。楽しく快適な同棲生活の為に、相手の方とよく話し合い、納得したうえで行動してください。